2014年12月25日木曜日

クリスマス・イヴと焼きりんごのお話

とにもかくにも今日はクリスマス・イヴであり、今年も残すところ後1週間となった。いやはや何とかここまで漕ぎつけたという感慨あり。この度のクリスマス・イヴは、仕事の都合で勤務地近くの実家に泊まることになっているのであるが、今年は実家の主が不在のため、独りで夜を過ごすことになった。

 考えてみれば、クリスマス・イヴを独りで過ごすなんざ、久しぶりのことでひょっとしたら10年否下手したら20年ぶりの事なのかもしれなかった。若い独身時代は、そのようなことも多々あったが、久しぶりに独りで迎えるクリスマス・イヴの夜をどのように過ごすべきか、ということで先ほど以来、ベートーヴェンの「第九」をI-Podで聴きつつ気分を盛り上げて、晩飯の用意し食べ終わった。

 今晩のために昨日の買い出しの際に、今晩用の食料品を少し買い込んだ。メカジキのカマを二切れ、野菜を幾種類と豚肉を少々。そして、少しはクリスマスを意識して、菓子パンのシュトレンの小片。

 このシュトレン、ドイツでクリスマス頃に食べられるあの菓子パン。固い生地にラム酒に漬けたドライフルーツが練り込まれていて、表面に砂糖がまぶしてあるやつで、多分ご存知の方も多いだろう。優れた洋菓子が巷に溢れている昨今では地味なお菓子パンだけれど、甘い物がどうでも良いオヤジである私は意外と好きなのでありまする。夜中の夜食に或は翌朝の朝飯としてブラックコーヒーと一緒に食するつもりで購入し、本日始業開始前に実家に立ち寄り、他の食料品は冷蔵庫にしまい、シュトレンの小片はパッケージのままテーブルの上に置いていた。

 昼間の仕事がひと段落して、午後6時ごろ実家に行きテーブルを見ると、なんとこの有様!喰われているw。ゲゲー、ひょっとしたら一番喰ってはならぬ奴が喰ったらしいw。目くじらを立てて詰問するも大人げないので、黙することした。喰ってはならぬ奴については割愛w。
 
 

 

さて、どうしたものか?飯の構成については、大体組み立てられていたものの、クリスマスだぞ、何かないかと台所を物色する。普段は甘い物は口にしないけれども、何かデザートになるもの、クリスマスだから赤いモノがあれば良いのだが・・・・。ふと気が付くと、テーブルの脇に、何方からかいただいたリンゴがあるではないか。リンゴね、そのまま食うのには芸がないし・・・・・・。

 決めた!焼きりんごをこさえましょうw、ということに意を決した。焼きりんごも久しくたべていなかった。甘い物は食さなくなったけれど、何か家族の付き合いでケーキ類を食べることになったら、高い頻度でアップルパイを選ぶ。焼けたリンゴとシナモンの香りが子どもの頃から好きである。最近の女性や子供はこれがあまり好きではないらしく、焼きりんごなんて結婚後は一度も食べたことなかったし、独身時代も作って食べたことなかったから、ひょっとしたら30年以上ぶりに食することになる。そう思うと、俄然作る気が湧いてきた!

 I-Podのボリュームを少し上げて、早速準備に取り掛かる。

 まず、ヘタの周囲に包丁で切れ込みを入れて、スプーンで芯の部分を掘り起こして除去。この度は、そこの部分は残す。次に、掘った穴の中にスティックシュガーを一袋分入れて、バターをナイフで1㎝角に切り取りそれを穴の中に入れる。それで下ごしらえ終わり。

 


次にそのリンゴを耐熱の深いお皿に入れて、ラップをして、10分ほどレンジで加熱。

 

 
 
 
 
10分レンジで加熱すると、こんな具合になったw。
 
 
 
 
 
次にアルミホイルに移してリンゴ上1/4が出るように包み、覗いたリンゴの穴の部分とすこしその周辺にシナモンを塗し、オーブントースターにて焼く、としたいところだったが、アルミホイルが見当たらず。少し焦るも、加熱用のクッキングペーパーがありホッとするw。オーブントースター用の鉄板があり、その上にそのクッキングペーパーを敷いて、先ほどのリンゴを乗っけて10分ほど焼く。

と、ごらんのとおり。

 


レンジで蒸し焼きにしたのが災いしたのか、肝心な皮の赤はすっかり抜け落ちてしまったw、だけれどもあの香しい匂いが辺りに充満したのでありまする(笑)。

 

 
 
 
 
さて、リンゴが焼けている間に、その他のおかずに取り掛かり着々と進んでいったのである(本来こちらがメインのはずであるが、作業工程は割愛)。


 

・メカジキのカマ部分のソテー、バターソース(ゆず風味)、ホワイトアスパラの付け合わせ。

・もやしと白ネギとブナピーの中華風炒め物。

 

・デザートに、焼きりんごとブラックコーヒー

 

と、ここまで誇らしげに書き進んだものの、これはどう見ても高カロリーですな(笑)。許せよ、クリスマス・イヴだもの・・・・・・。

 

こうして2014年のクリスマス・イヴの夜は更けていくのでした。一年ぶりに聴く「第九」も高らかに歌い上げる合唱部分に差し掛かり、気分は最高潮にエンディングに向かっているのでありまする。

 

独りのクリスマス・イヴの夜の、ややハイ状態で書き綴った「2014年クリスマス・イヴ三部作」もこれにて目出度くエンディングでございます。

 

皆様お付き合いどうもありがとうござました。

 

Merry Christmas ! そして良いお年を!

 

 

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