3月の終わりに、若い頃に所属していた職場の同窓会出席のために岡山に1泊。茜に染まる岡山平野を眺めていると、丁度新幹線と瀬戸大橋線が岡山駅に入ってくるところが見えた。
学生時代に一人旅をしたことが何度かあった。単行本と少量のアルコールを携えて、夜行特急に乗り、過ぎ去る街路灯を眺めてみたり、或はビジネスホテルの一室でぼんやりとしたり。
やがて旅を終えて自分の居場所を思い定めて目の前のことに専念してみたものの、いつかはその専念するべきものも終わりつつあるような。
さて、これから何をすべきか、しばし夕暮れの街を眺めながら思案してみるけれど、さりとてはっきりと明確なものが思い浮かぶわけでもなく。ただ、少なくとも言えることは、また一人旅に出て行くことなのだと心の奥底にしまい込んだことくらいか。
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