先日、昼休みに職場を暫し離れ最寄りの銀行に出向く。
ジロウが直接MIKAさんに連絡を取ってくれ、ご本人がわざわざCD「Samba for Jonny」を送ってくださることになり、その代金を振り込むことになったのだ。Tour前の準備に忙しいだろう時期に、その手配にお手数をかけることになり、大変申し訳なく思うと共に大変感謝している。ジロウとMIKAさんに改めて感謝申し上げます。
その昼は、冬の曇りがちでうすら寒かったが、車内で「#4 E Nada Mais/ Mika Samba Jazz Trio vol 1」をかけていたら、気分が暖かく軽くなったようで、結局この曲を繰り返し聴いていた。銀行で用事を済ませ職場に返すことになったのだが、そのまま帰る気持ちになれず暫くこの曲を聴きながらドライブを楽しみたくなった。“これは嵌ってしまったな、仕事をする気が全然しなくなった、ヤバい(笑)”。
これまでにも何度も似たようなことを書いたのであるが、学生時代はイチロウと気に入った音楽をカセットテープに取り込んで、そのカセットをカーオーディオで聴きながらドライブをした。そして岡山市内や倉敷市辺りを徘徊しながら気に入った喫茶店に立ち寄ったりしていた。岡山市内にあるチャイヤと倉敷市児島にあるイーハトーブがその当時お気に入りだった喫茶店で、多分今でもあるだろう。今は無くなっているようであるが、その他にも行きつけの喫茶店が何店かあって、時間があると「茶をシバキに行こう」とイチロウやコウイチ等と(残念ながら女の子と行く機会はホント少なかったなw)とドライブがてら喫茶店に行ったものだった。
職場に戻り、ジロウにmessengerで代金を振り込んだことを報告。暫くして彼より返事あり、その際にMIKAさんもレコード・CD屋「グリーンハウス(正式表記はGreen Houseのようだ)」に行かれたことがあると事が書き添えられていた。
“ああ、やっぱりそうなんだ”と独り嬉しくなる。多分同じ時代に同じ街の空気吸ってた可能性大だなw。だからといって接点があったわけではないので、そんなことを喜んでいる自分が可笑しい。ちょっとしたことで、気分が盛り上がり勝手な感情移入をしてしまうこの癖、若い頃からのボクのおバカ根性に由来するものであるのは重々自覚しているだが、この気質は幾ら齢を拾っても治り難いらしい(笑)。寧ろ齢を重ねるに従って、或は社会の片隅で仕事を含めた世間並みの諸々の経験をするにしたがって、益々このおバカな傾向は強まっている。下手したらJoao Gilebertoに対してもこの21世紀を、同じ時代を生きているというだけで、勝手に感情移入出来てしまう(笑)。我ながら目出度い奴だと思うが、そうやって生きることへの新たな活力を得ているのであり、考えようによっては経済的か(笑)。
その後、もう少しジロウとやり取りして関東組のスケジュールを知り、「さて西日本組はどうすべ、イチロウと明日具体的な話をせねば」と2月28日に向けて更に独りで盛り上がっていたのであった。
その夜は、気分の盛り上がった勢いをかって、イチロウから指摘というか指令のあったSamba
Jazzのpiano trioの基本としてTamba TrioとZimbo Trioを押さえるべく、その教材探しにネット通販を物色した。
ネット通販でCDを物色しながらつらつら思っていたのは、“どうしてあの当時この二つのグループを聴いておかなかったのだろう?”というものだった。特に、あの当時からイチロウとジロウはTamba Trioのルイス・エサは大のお気に入りで、Tamba Trioのアルバムは聴かせて貰う機会が有ったし、当時発売されボクが手に入れた企画もののコンピレーションアルバムCDの中にも彼らの演奏曲が何曲か入っていた。そしてルイス・エサ作曲「dolphin」はあの当時から好きだった。
あの頃、音源を収集・買い漁るには、お小遣いに限りがあり、彼らの作品に手が回らなかったのも事実だが、何かボクには馴染めない要素があったと思われるだが、それが何だったか今はすっかり失念している。このたび、MIKAさんの作品2枚聴いてみて何の違和感もなく素直に素晴らしい演奏だなと思え、Samba Jazzに馴染めないのでなさそうである。この辺りTamba TrioやZimbo Trioを聴きながら考えてみるのも面白いかもと思ったりした。
さて、実際にネット通販で彼らの音源を物色してみると、“一般人”が容易に手に入れることが出来る音源は非常少なくて誠にがっかりさせられた。それでも適当に見当をつけて幾枚かのCDをポチった。その作品はこれらのものである。
|
Tamba Trio/ Brasil salude a Mexico |
|
Zimbo Trio/ Zimbo trio |
|
Tamba Trio/ Miraculous Tamba Trio |
|
Tamba Trio/ Avanco |
|
Zimbo Trio/ Aquarela Do Brasil |
これらの購入を決定した。“しまったな”と最近よく浮かんでくるフレーズが脳裏に浮かんでくる。購入決定後の購入確認のメールを見ると、どれも1-2週間後の入荷になっており手元に届くのは2月下旬になりそうである。Tamba Trioの「Avanco」に至っては“メーカー取り寄せ”と記されてて、永遠に手に入らないかもしれない。“これでは間に合わないじゃないか!”
ボクは可能な限りCDで音源を集めたい派なのであるが、2月28日までの時間を考えると時間的ゆとりがない。この際DLも考慮するかと、軽い焦りを覚えながらその日の作業は終わりとしたのだった。
つづく。
0 件のコメント:
コメントを投稿