2015年2月20日金曜日

そうこうしてる間に………..(1)


本日は、明るい陽射しに空気も温み気持ちの良い一日であった。昼休みに職場の外を歩くと、近くの山辺りで短いながらもウグイスの鳴き声が聞こえている:なんせ草深き土地ですから(笑)。それにしてもウグイスがもう啼きはじめたのか例年よりも早いような気がするが、春がそこまでやって来ている。そういえば近くの畠では、梅の花も咲いていたような気がする。


 
ここ数日、このブログに“乗りバカ日誌:マサキ編、ある「他人の褌で遊ぶ男」の弁明”というタイトルで駄文を書こうとしていたが、下原稿を書くいているうちに言い訳がましく誠に見苦しい文章になり、書いては削除を繰り返していたら宙に浮いてしまった。弁明であるから、言い訳を書き連ねていくのは当たり前なのだけれど、我ながら読み返してちょっとみっともない、遂に没ネタとすることにした。

 
228日のMika Samba Jazz Trioの岡山公演に向けて、MikaさんのアルバムCDを聴き、イチロウの勧めるままにZimbo Trio, Tamba TrioのアルバムCDを購入して聴いている件はこれまで述べた。どれも素晴らしく感動していたのであるが、ある時イチロウに調子に乗って「良いぞ、良いぞ。スゲースゲー」と伝えたところ、イチロウ満面の笑みを浮かべて「マサキは、本当に“他人の褌”で心から愉しめる奴だよな」と返してきた。

 
……….?”“ええ?ブラジル音楽についても、自転車も確かに貴方から勧められるままに受け入れ、多大な影響を受けたのだけれど、その良さを認め、一緒に楽しんでいただけじゃないのようw

 
確かにこれまでのわが身を振り返ってみると、ちょいとはしゃぎ過ぎたか。第3者から見たら、節操がないというかw、軽薄だったかしらと思い始めた。“鋭い指摘は、後で痛みを残すねん、ウフフ”とは、学生時代の同級生オオミの言であったが、奴の表情と共にその言葉が脳裏を過った。

 
しばらくの間意気消沈し、MikaさんもZimboTamba、そして自転車も横に置きw、日々のルーチンに勤しみ、ブログ上では「オババの帰還」の事やや早春とリート、DietrichFischerDieskauの事を思ったりした。

 
そうこうしている間に、今週始めから、ジロウがF.B.上でMikaさんに関連した記事に「いいね」を押して、結果的に私のタイムライン上にもそれらの記事が載ることになったのであるが、彼女のTrioJapan Tour開始まで1週間となりプロモーションが活発になっている様子であった。

 
“そうか後1週間か……….。”

 
よく考えてみれば、ネット通販でポチッたTamba TrioZimbo TrioのアルバムCDも未だにどれひとつとして全く手元に届いていない。やっぱり、i-tune3枚分DLしておいて良かった。そして節操なく見えたかもしれないけれど、イチロウやジロウから教授してもらってLuiz Ecaのオケ・アレンジものも追加ポチリしておいて良かった。あのまま悠長にポチッたCDを待っていたら、Samba Jazzについて何も予備知識ないままに岡山でコンサートに臨み、その後Gilberto’sの面々とオフ会を過ごすことになっていたもの。

他の3人に比べると、オイラはブラジル音楽の知識は圧倒的に少なく、Samba Jazzに関してはほぼ知識は皆無状態であったので、せめて彼らと邂逅する前にその“イロハ”ぐらいは知っておきたいと思っていたのだった。予備学習をするためにドタバタと節操なく動いていただけなのだよ、このオイラは。何も知らずに出て行って彼らとワイワイ楽しむのもそれなりに楽しいけれど、それではポルトガル語を理解できないオイラが、ポルトガル語が飛び交う場所で、内容の分からない会話をニコニコしながら聴いているようなものだから、それでは本当に楽しんだことにならないではないか。どうせなら会話している内容が多少なりとも分かった方がより楽しいに決まっているw。

 
そうだった、“他人の褌をしめて喜んでいる”のではなかったのだった。それはある側面として受容するとして、本来の目的は己の予備学習であり、学習において大切なのは「聞くは一時期の恥、知らぬは一生の恥」ではなかったか。その学習過程においてマサキなりにその音楽の素晴らしさを理解し、楽しんでいるのだけだったのだよw。

 
漸く己の本分を想い出し、そこでハタと気が付いた。当初、予備学習として、Zimbo TrioTamba Trioを抑えた後で、MikaさんがJazzSamba Jazzに向かうに当たって影響を受けたアーチストだというElianeEliasJohnny Alfをも事前にちゃんと押さえておくつもりだったのだ。

 
気が付いてみれば、公演まで後1週間、やばいやばい時間がないよ。新たにネット通販でポチってそのCDが手元に届くのを待っていたら、ちゃんと鑑賞する時間的ゆとりがないではないか?おまけにマサキ資金も残りわずかで限られている。どうするマサキよ…….、学生時代によく経験したあの試験前の焦りにも似た感覚が蘇ってきたよw



 

 
“仕方がない、2回目の掟破りをするか………….。ただし、これが最後よ、厳選するべしw”。その夜仕事が終わり帰宅途中にファミリーマートに寄り、i-tune cardを手にするマサキであった。

 

 (つづく)

 

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