2015年1月22日木曜日

或る晩のめし事情


先日、イチロウとジロウが沖縄に行ったんだなと、話の流れで「何を食ってきたのだ?」と問うと、イチロウ曰く「ヤギ肉を食ってきた」と答えた。
 
相変わらず、変わったものというかディープなものを食する人たちだな」と笑って聞き流していたのであるが、暫くすると私自身の記憶の残像が蘇ってきて、「沖縄料理食べたい、島らっきょ、島豆腐喰いたい、ラフテー食べたい」と思うようになってきた。

 私の住む地域では、島らっきょうも島豆腐もラフテーも簡単に手に入るものではない。じゃあ、仕方がない、豚の角煮でも作りますかということになった。因みにネット情報によると、ラフテーとは、豚肉の皮付きばら肉を泡盛とかつおだしで煮込んだ角煮のことらしく、この皮付きばら肉というものも、私が利用するスーパーでは見たこともなく、これもそう簡単に手に入るものではないようである。
 
さて今晩は、仕事の都合で実家に独りで泊まることになっていたため、昨日仕事の帰りに、カミさんと最寄りのスーパーで落ち合い、夫々に食料品の買い物をした。中年カップルが夫々に食料品を別々に買い物かごに入れて親しく喋りながら別会計・別袋の買い物をする(つまりは二世帯分の買い物をする)光景は、レジ係のおばちゃんにどのように映っているのか、興味あるところであるのだが、その辺りの考察(邪推)はこの度は捨て置く。

 そこで豚バラ肉の塊を買い、本日の夕食にはその半分を使用。適当に一口サイズに角切りし、鍋に水1カップ、日本酒1カップを注ぎ、長ネギの葉先の部分を入れて一口サイズの肉片を投入、中華鶏がらスープ顆粒を適量入れて、後はひたすら煮込む。
 
次に、お米を1合ほど電子釜で炊くことにすると、仕上がり時間48分と表示。という事で、豚の角煮、その他の料理の準備時間を残り48分で仕上げることにする。
 
次にここしばらく食べていなかった筑前煮を欲していたので、それ風の煮物を作ることに。レンコン、大根、ニンジン、シイタケ、エビで作ったという練り物一枚を一口サイズに切って、鍋に3カップくらいの水とダシの素を入れたところに投入。ひたすら煮込む。

 その日のコンセプトは1時間弱でひたすら煮込むというものw。
 
豚の角煮については、残り15分頃、鍋に砂糖を大匙2杯程度投入。残り10分で醤油大匙2杯程度と生姜少々、にんにく少々を投入し味を調えていく。
 
筑前煮煮物については、薄味にしたかったので仕上げ直前に大さじ1杯程度の醤油を入れて仕上げとする。
 
48分後、白米目出度く炊き上がる。
 
3番目のおかずとして、絹ごし豆腐の小さめひとパック、小鉢に入れてラップで覆い140秒ほど電子レンジに投入。

 豚の角煮を小鉢に適量盛り、刻み葱を振りかける。筑前煮もお椀に入れて七味唐辛子を少々振りかける。そして、チンされた温か奴にも刻み葱、生姜を少々、そして醤油を垂らして料理の全行程を終了。
 
で、出来上がったものがこれ。
 


感想
・豚の角煮;
見た目は大したことないけれど、味は中華風でちょい甘め。だけれども味は申し分なし。十分に柔らかくなっていたのだが、もう少し煮込んだ方がより角煮らしくなっていただろう。70点
 ・筑前煮:
野菜の味が良く出ていたw。薄味を目指したのだが、もう少し醤油を効かせても良かったかも。60点
 ・絹ごし豆腐の温か奴:
豆乳の香りが立って、簡単な調理の割にこれは旨いと思う。醤油でシンプルに食べるのも良いけれど、めんつゆをかけても美味しいです。この度は他の品にダシ系を使ったので、醤油でシンプルに食べました。これは80点。
 
 ※ちなみに80点以上が付かないと、他のヒトに食べていただくことが出来ませぬw。
 
ひとり晩飯を作る際には、1時間以内に作ることにしているのであるが、今日のような煮物を作るには、ちょっと無理があるか・・・? だけれども、普段の、己一人だけのために何時間もかけて飯を作るのもなんだかねえ。
 だから、まあこれはこれで良いのではないかと、独り納得している次第である(笑)。

 

2015年1月21日水曜日

びわこ一周ロングライド2015に向けてそろそろと始動する事

冬休みが明けて新しい年が始まった17日、Team Gilberto’sは琵琶湖一周ロングライド2015にエントリーした。この度は、コウスケが諸事情で不参加となり、Plus Oneのヤマグチ青年は参加することになるので、(Gilberto’s- One)Oneの計4名での参加となる。この表現はどうでも良いかw。

 走行距離は148㎞のコース、ボクはこれまでに一度もこの距離を走ったことがない。他の3名は昨年体験済みである。「果たして彼らについて行けるだろうか?」という一抹の不安あり。

 
先週末、イチロウ・ジロウは沖縄県で開催された“美ら海オキナワセンチュリーラン2015”に参加し168㎞をバイクで走破してきた。競技中二人が時々F.B.Twitterでコメントしていたのだけれど、彼らの激走ぶりに圧倒される想いがあった。イチロウが帰ってきた後に語ったところと、ジロウのF.B.に掲載したデータによると、かなりのハイペースで走っていたようである。ジロウのデータを見ると、3040/hrの早いペースで平坦な道を走行していたようである。

 
「このままでは」即ち今のボクの年末年始にかけてのグータラ生活に馴れきったコンディションのままで“びわこ”に臨んだならば、確実に彼ら二人に“ぶっちぎられるだろう”という軽い焦りと不安を覚えている。

 
イチロウが「びわこでは、チームでタンデム走行しようや。交代しながら或るやつがチームを引っ張っていくと、ペースを上げられるし、最後尾の奴は楽なのよ」と笑っていた。イチロウめ、オキナワでの激走を完走・制覇した自信がその言動に表れている。

 
“ムム、これはかなりヤバい”。彼らについて行ける体力をつけておかねばなるまい。

 
という事で、しぶしぶではあるが、本日よりコンディション作りを始める。6㎞ジョギングで心肺機能を改善させることと、長時間の走行に備えて上半身の筋力アップ(腕立て伏せと腹筋運動)を課題として取り組むこと。それらのトレーニングを最低でも週2回はすること。そろそろ飲酒量を減らし、大食いを自制し、増えた体重を―2kgほど絞る事w。

 
初日は、全然走れず。しまなみ国際サイクリング大会以来約3か月ぶりのジョギングであったが、脚が上がらず、心臓バクバク、喘息様の咳が出てくる始末。体がなまり過ぎていたw。

 
昨年春の“びわこ”は物見遊山気分で、春の琵琶湖の風物を大いに愛で楽しんだのであったが、今年はそうも行きそうにない。どっぷりと猛者どもに紛れて我がチームのタンデム走行を楽しみたいと思う。

 


遅い夕食時に、独りでイチロウが沖縄土産にくれた“とうふよう”をあてにイモ焼酎のお湯割りを呑みながら、そんなことを取り留めもなく考えてみたのであった。

 

なんのこっちゃw。

 

2015年1月15日木曜日

オトコどもの「見果てぬ夢・尽きぬ欲望 2015.1.編」



 正月も過ぎ、気が付けばもう115日今年も1/24ほど過ぎようとしている。大型連休は有難いのだけれど、その分仕事は溜まり休み明けは普段よりも多忙となる。皆様もそうなのではあるまいか?

 今後も仕事を続ける限りこの繰り返しなのだろうな。

 さて、その間ボクの周りのオトコたちが、あれこれと「これが欲しいな」とF.B.上で喋っていた。

 例えば、こんな自転車。Cinelli Super Corsa/ Rosso Ferralli のといい、この自転車はヴィンテージものらしい。

 


イチロウが、「マサキ、これどうだ。欲しいだろうw?」とF.B.でメッセージを寄越してきたのだが、その文面の向うに彼が鼻の下を伸ばしてニヤついているのが解るw。ほぼ前後して、ジロウも同じ記事を載せていた。兄弟の嗜好って似てるんだなw。マサキの場合、こんなの恐ろしくて買えませぬ。ハッキリと言って“分不相応”でなのである。イチロウが、そしてジロウが、コツコツの一つ一つのパーツを吟味してヴィンテージバイクを組み立てているのを眺めて来たので、例えお金があったとしても、簡単にポチってこのバイクを買ってしまっては彼らに申し訳ないし、その行為は全く下品である。と、いうことで丁重にイチロウにお断りしたw。

 そしてしばらくすると、「こんなクルマを欲しいな・良いな」とF.B.に載せてくるオトコがいた。
Alfa Romeo/ Julia
 
“このクルマがなければ、箱スカもなかっただろうな”などのコメントしている。ふーん、そんなものなのかねえ。確かにカッコ良いとは思う。

 

 
 
 そしてまたある時は、“こんな自転車を購入したよ”“クロモリフレームは、しなやかに路面の凹凸を吸収してくれるね”などとコメントしてくるオトコがいる。“そうか、もう彼はボクレベルを遥かに超えて、立派なバイク好きのオヤジになっているのだな”、と独り想う。
 
 

 

全く、年始早々、オトコどもの「見果てぬ夢・尽きぬ欲望」を眺めていると、少々の可笑しみを感じられ、“各々マイペースに過ごしているのだな”と安否確認にも似た安堵感を覚える。

 

てな事を書きながら、このボクが高見の見物をしているのでは全くありませぬw。

 昨今、イチロウには「もこポチ」と呼ばれている。最近、一方で時々夕食に作ったものをF.B.に載せては自己満足をしているのと、他方でつい色々とポチっているからである。



 








例えば、これ。デカいパンツ。
 
 
小錦さんのパンツぐらいの大きさかw。ドッペルギャンガーのバイク・ブリーフと云うらしい。自転車収納用のもの。これはコウイチが教えてくれたもので、自転車を室内にしまう時や、クルマで搬送する際の汚れ防止に便利だと思われ、思わずポチりましたw。


そしてこのパンツを履かせた時用のバイクスタンドもついでにポチってしまったw。パンツを履かせるとこんな感じになる。


 

そしてこのウヰスキー。
 
 
秋ごろコウスケがお礼にと自宅に送ってくれたのだが、初めて飲んでみて驚いた芳醇な匂いとまろやかな舌触り、今まで経験したことのない旨さだった。目出度くこの元旦に呑みほしたのであるが、飲み干した後で気が付いた、このウヰスキーの虜になっていることを。そして、「ワンスモア」と通販で探してやっとこさポチって初めて思い知ったのだが、とても貴重なお酒であった事、そしてコウスケの心遣い。

 

この場をお借りしてコウスケに深謝申し上げます。
 
本日、昼休みにイチロウとの話の流れで「ディーン・マーチンは単なる酔っ払いだよな」と笑っていた処へ、このウヰスキーが届いてしまった。イチロウに大いに笑われてしまい、少々バツが悪かったw。
 
もうこのウヰスキーは、目出度い時しか口にしませぬ・大切に呑みまするw。
 
残る問題は、このポチッたウヰスキーをカミさんにばれないように如何に我が家の食料庫に運び入れるかということなのだが・・・・・・(笑)。

 というわけで、野郎どもの「見果てぬ夢・尽きぬ欲望」を笑っているのであったが、何てことはなく己の尽きぬ欲望に懊悩しつつコツコツポチっているはこのボクの方なのであった(笑)。

おわり

 

年末年始の事2014‐2015 後編

2015.1.1.元旦

午前7時過ぎに起床。外をガラス越しに眺めると、一面銀世界。この冬は降雪が多いなと思う。
 
 
台所に入り、朝食兼昼食を兼ねた食事の準備に取り掛かる。と、言っても作るものお雑煮のみであるが。

 ここで軽く「しまった」と思う。カミさんの実家でいただくお雑煮の作り方を習ってなかった。お雑煮は、各家庭で夫々の作り方があり、どの味にも慣れ親しめば美味しいものだと思うのだが、結婚以来参賀日に必ずいただくカミさん実家の雑煮を何時の間にか好きになってしまっていた。鰹節などで取っただし汁に醤油で味付け、甘辛く炊いたブリの切り身、ささがき牛蒡に人参、ホウレンソウがトッピング、その上大量の鰹節が振りかけられているのがカミさん実家のお雑煮。頭ではレシピは想像できるが、味付けに自信なし。

 仕方がないので、我が実家のレシピで雑煮を作ることにした。ブリのアラでダシを取るべく煮立て、お酒を少々、今一つの物足りないのでダシの元を追加。塩と醤油で味を調える。そこにブリの切り身とハマグリを投入でお汁の完成。丸餅を水煮して火が通ったところで、お椀に入れて、先のお汁をかける。トッピングは蒲鉾と三つ葉を刻んだもの。それで完成。

 その他前日持ち帰ったおせちの一重箱、別に求めた数の子と押し寿司を用意。午前10時過ぎから長男と二人で元旦の食事を開始した。ここで御屠蘇をいただきたいのであるが、この後予定があるため、そこはグッと堪えて炭酸水で乾杯とする。長男のお雑煮に対する評価は上々であり、オヤジの面目を保つことが出来たw。

 昼過ぎまで、元旦特有のお笑い番組をだらだら見た後、午後1時ごろより夫々に活動を開始。私は、リハビリ病院に出向き、長男はお勉強となった(果たして実際にしたかどうかは不明w)

 朝積もっていた雪も、昼過ぎには概ね溶けて消えていた。午後130分過ぎにリハビリ病院に到着。面会者もまばらであり静かな病棟風景があり、病室を覗くとぽつねんと老女が独り。年始の挨拶を済ませた後、「調子はどうだ」と問うと、まあまあだとのこと。「一日も早く帰れるように頑張ろうぜ?」と言うと、「うーん」などと曖昧な返事。どうも自分も含めてやる気のない一族だなと苦笑いする。

 何か必要なものはあるかと問えば、「アイスクリームが食べたい」とのこと。病院の売店は休みなので、近くのコンビニを探して付近を散策する。街中にある病院なのですぐにでも見つかるであろうと思いきや、歩けども歩けどもコンビニは見つからず、結局片道30分も費やしてしまった。朝までの降雪は嘘のように、日差しは明るく穏やかな陽気となっていた。元旦の街中は、人通りも少なく静かな佇まいであった。

 “誰かが「子育てがひと段落すると今度は親の介護が始まる」なんて言ってたな。これが現代の平均的日本人の有り様のひとつなのだろうな。そういう意味で平均的な人生を今のところ歩んでおりまする”などと、帰りの道すがらぼんやりと考えたりした。

 病室で二人でアイスクリームを食べ終わる頃、リハビリセラピストが病室を訪れてリハビリの開始を告げる。階下のリハビリ室まで老女を送り届けた後、病院を辞す。

 午後4時過ぎに帰宅。長男一応勉強している様子(フリかも知れないw)。躊躇う長男に強く言い、近所の氏神様を祀る神社に初詣に出かける。


 
お社の境内では、町内会のオジサンたちが出て、参拝客にお神酒を振る舞ったりお守りを販売したりしている。「お疲れ様です」と挨拶をする。ふたりで参拝を済ませた後、踵を返して帰ろうとしていると、横合いから女性が声をかけてくださる。長男の同級生のご両親と鉢合わせとなった。「もうすぐだね」と声をかけられ、長男「はあ」と曖昧な返事。

 その後、ふたりで並んで歩きながら、長男が「やべえ、やべえ。失敗するとおちおちこの辺歩いていられなくなるな」などと苦笑いしている。「別に良いじゃないの。天下の素浪人でござると、思いっきり暗い顔して歩けよ」と笑い返してやる。“普段から人一倍呑気な野郎でも一応の世間体は気にしていやがる”と思うと可笑しかった。

 午後6時より夕食とする。昼間に食べ残したおせち料理・押し寿司にブリの照り焼き、雑煮の汁をメニューとして夕食とした。

 
カミさんには申し訳ないが、オトコ二人きりの正月も悪くなかった。何時かは夫婦二人きりの正月を送る日もそのうちあるだろうからw。そう思うと、“げー”と思うべきか、“楽しみ”と書き記しておくべきか・・・・・・w。
 
翌日から、私は世間の皆様より一足早く仕事再開となった。長男は、独り暮らしの予行演習をすべく、4日まで自炊生活をした。
 
終わり

 

年末年始の事2014‐2015~前篇~


1230

冬休みに入る。その日、カミさんと次男は完全休養に入るべく実家に帰省し、私と長男は故有、自宅に留守番となった。

 午前9時過ぎに、長男が塾の冬期講習のため外出するのを最寄り駅まで送った後、ぽつねんと独り自宅に戻る。さて何をするべきかと特に迷うほどの事もなく、その年最後のバイク乗り納めに出かけることとする。

 午前1045分頃に家を出て、何時もの宮島街道を西下、県境を越えて岩国市を目指した。日差しは暖かく寒さは感じられなかったが、海岸沿いに出ると海側からの横風を受けて多少体を揺さぶられた。年の瀬であるため、バイク乗りも流石にいないであろうと思っていたが、幾組かツーリングしているグループと出会う。自分の事を棚に上げて、“ご苦労さまなことだ”と笑ってしまう。大竹の山陽高速インター付近がこれまでの引き返すポイントであったのであるが、その日は多少の時間的ゆとりがあるために、更に先に進む。この辺りから舗装路面がかなり荒れていて、路面から突き上げてくる振動が強く誠に走りづらくなってきた。

両手でハンドルを強く掴んでしまい、振動による両肩への負担が強く、非常に肩が凝った。

 結局、1時間30分程度走行し、岩国市内の工業団地付近コンビニを折り返し地点に選んだ。ポカリスエット250mlとおにぎり一個を摂取し小休止を取った。

往路;走行距離 33.94㎞、所要時間 1時間39分、最高速度 27.6/hr

復路;走行距離 33.47㎞、所要時間 1時間33分、最高速度 38.7/hr


 

トータル67㎞強、100㎞越えならず。岩国の錦帯橋まで近いうちに到達したいが、大竹インターを過ぎたあたりからの路面の荒れが、両肩を中心に上半身に負荷がかかるのが課題と感じる。上半身の筋力アップが必要かもしれない。
 

 

 

午後230分頃に帰宅後、シャワーを浴びて着替えを済ませ、午後3時過ぎに広島市内にあるリハビリ病院に出向く。年末年始の連休体制で病棟が回っているのかと思いきや、リハビリは休みに関係なくプログラム通り行われるのだという。

 患者は84歳の老女であり、セラピストは(恐らく)20代の女性(雰囲気が姪、老女からみると孫にどことなく似ている)。シフトが組まれているのだろうけれど、年末にリハビリを指導しているセラピスト(達)に深く敬意を覚える。

 閑散としたリハビリ室で孫のような世代の治療者の指導を受けながら、84歳老女がよちよちと平行棒での歩行、歩行器を使った歩行をしている。そして中年の男がぽつねんと見学。

素直に指導に従いながら猫背でよちよちと歩く老人と、己の指導に自信を持って臨んでいる若いセラピストの姿を眺めていると、これまでの年月の時間の流れを感じてしまった。

 1時間弱のリハビリを終えて病室に戻り、よくありがちな会話を暫し交わし、午後530分頃に病室を辞す。その病院から、その近所にある大型スーパーに向かい食料を調達する。年の瀬のスーパーの食料品売り場は、景気が良くて嫌いではない。何を買ったかは割愛するが、少々贅沢をして好物なものを買い込んだ。

 午後7時頃、最寄りの駅まで戻ってきた長男を拾い帰宅。その晩は、二人で刺身と寄せ鍋を突いた。

 1231

午前9時過ぎに長男を最寄り駅まで送り、その足で再び病院へ赴く。老女と二人でよくある話をして、11時過ぎにスーパーに立ち寄る。昼食に、長男と年越しそばを作って食べることになっていて、蕎麦に載せる具材を何にしようかしらと思案。自宅を出るときには、「海老天の載ったかけそばにするべ」と決めていたのであるが、よく考えてみると、奴はブラックタイガー・アレルギーが有ったのであった。スーパーのお惣菜コーナーで売っている海老天は、正体不明であることが多い。奴の“ブラックタイガーだけアレルギーという特異体質”は、正体不明若しくは表示不正のエビが出た場合に奴に食わせるとブラックタイガーか否かについては鑑別出来るのだが、この休み中にそんな危険な事を試すわけにはいけないため、お惣菜コーナーの海老天はパスせざるを得なかった。変わって鴨南にしようかと思ったが、鴨肉を発見できずこれも断念。結局肉ソバとするべく、牛肉の薄切りを購入。長ネギと甘辛く炒めて具材とすることとした。

 午後1時過ぎに長男を最寄りの駅にて拾い帰宅。急いで、年越し蕎麦を作り、オトコ二人で食す。殊の外、旨い蕎麦となった。

 その日の午後より、長男は勉強(した筈w)、私は再び病院へ向かい老女のリハビリの見学をすることにした。夕方、事前にその老女がデパートに注文していたおせち料理を実家に取りに行き、夕方6時過ぎに帰宅。その夜は、カミさんから指定されていた牛もも肉でサイコロステーキ、付け合わせのサラダ、ミートソーススパゲティーをオトコ二人で食す。

オトコ二人で「一年間おつかれさん、来年もよろしく、頑張れよ」などとお互いに言いながら乾杯し、何故かテレビチャンネルは紅白歌合戦を選び、それを眺めながら静かに過ごした。

 やがては、12時を越えて年明けとなり、カミさんに電話を入れて「おめでとう」と挨拶。午前1時頃就寝した。静かに年末を送るのは悪くないし、結構好きである。

 

つづく