先日、イチロウとジロウが沖縄に行ったんだなと、話の流れで「何を食ってきたのだ?」と問うと、イチロウ曰く「ヤギ肉を食ってきた」と答えた。
「相変わらず、変わったものというかディープなものを食する人たちだな」と笑って聞き流していたのであるが、暫くすると私自身の記憶の残像が蘇ってきて、「沖縄料理食べたい、島らっきょ、島豆腐喰いたい、ラフテー食べたい」と思うようになってきた。
私の住む地域では、島らっきょうも島豆腐もラフテーも簡単に手に入るものではない。じゃあ、仕方がない、豚の角煮でも作りますかということになった。因みにネット情報によると、ラフテーとは、豚肉の皮付きばら肉を泡盛とかつおだしで煮込んだ角煮のことらしく、この皮付きばら肉というものも、私が利用するスーパーでは見たこともなく、これもそう簡単に手に入るものではないようである。
さて今晩は、仕事の都合で実家に独りで泊まることになっていたため、昨日仕事の帰りに、カミさんと最寄りのスーパーで落ち合い、夫々に食料品の買い物をした。中年カップルが夫々に食料品を別々に買い物かごに入れて親しく喋りながら別会計・別袋の買い物をする(つまりは二世帯分の買い物をする)光景は、レジ係のおばちゃんにどのように映っているのか、興味あるところであるのだが、その辺りの考察(邪推)はこの度は捨て置く。
そこで豚バラ肉の塊を買い、本日の夕食にはその半分を使用。適当に一口サイズに角切りし、鍋に水1カップ、日本酒1カップを注ぎ、長ネギの葉先の部分を入れて一口サイズの肉片を投入、中華鶏がらスープ顆粒を適量入れて、後はひたすら煮込む。
次に、お米を1合ほど電子釜で炊くことにすると、仕上がり時間48分と表示。という事で、豚の角煮、その他の料理の準備時間を残り48分で仕上げることにする。
次にここしばらく食べていなかった筑前煮を欲していたので、それ風の煮物を作ることに。レンコン、大根、ニンジン、シイタケ、エビで作ったという練り物一枚を一口サイズに切って、鍋に3カップくらいの水とダシの素を入れたところに投入。ひたすら煮込む。
その日のコンセプトは1時間弱でひたすら煮込むというものw。
豚の角煮については、残り15分頃、鍋に砂糖を大匙2杯程度投入。残り10分で醤油大匙2杯程度と生姜少々、にんにく少々を投入し味を調えていく。
筑前煮煮物については、薄味にしたかったので仕上げ直前に大さじ1杯程度の醤油を入れて仕上げとする。
48分後、白米目出度く炊き上がる。
3番目のおかずとして、絹ごし豆腐の小さめひとパック、小鉢に入れてラップで覆い1分40秒ほど電子レンジに投入。
豚の角煮を小鉢に適量盛り、刻み葱を振りかける。筑前煮もお椀に入れて七味唐辛子を少々振りかける。そして、チンされた温か奴にも刻み葱、生姜を少々、そして醤油を垂らして料理の全行程を終了。
で、出来上がったものがこれ。
感想
・豚の角煮;
見た目は大したことないけれど、味は中華風でちょい甘め。だけれども味は申し分なし。十分に柔らかくなっていたのだが、もう少し煮込んだ方がより角煮らしくなっていただろう。70点
・筑前煮:
野菜の味が良く出ていたw。薄味を目指したのだが、もう少し醤油を効かせても良かったかも。60点
・絹ごし豆腐の温か奴:
豆乳の香りが立って、簡単な調理の割にこれは旨いと思う。醤油でシンプルに食べるのも良いけれど、めんつゆをかけても美味しいです。この度は他の品にダシ系を使ったので、醤油でシンプルに食べました。これは80点。
※ちなみに80点以上が付かないと、他のヒトに食べていただくことが出来ませぬw。
ひとり晩飯を作る際には、1時間以内に作ることにしているのであるが、今日のような煮物を作るには、ちょっと無理があるか・・・? だけれども、普段の、己一人だけのために何時間もかけて飯を作るのもなんだかねえ。
だから、まあこれはこれで良いのではないかと、独り納得している次第である(笑)。
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