2017年5月30日火曜日

新しい愛車を愛でる。


白木街道をそれなりに気持ち良く走行した23日後、走行中に感じた後輪から生じていると思われる振動の原因を突き止めるべく、翌週始めのある夕方仕事が終わった後、愛車を自転車台に乗せて後輪を調べてみた。



後輪を廻して暫くして分かったのだが、どうも回転が歪であり、よく見ると後輪が左右に蛇行するように歪な膨らみ方をしている。後輪を廻しながらタイヤの表面を指で触れてみると、振動と同じリズム(タタン、タタン)という感じで抵抗感を感じる箇所あり。タイヤから振動が生じているのを確信し、自分でタイヤを取り外して確認する作業に取り掛かる。



今まで、幸いにもパンクを経験したことがなく、自分でタイヤをフレームから取り外す作業は初めてであった。You tubeでどちらかの方のレクチャービデオを見て、イチロウに以前指導を受けたコツを想い出しながら取り掛かった。取り外しは無理なく出来た。




チューブにもタイヤの裏面にも、自分では特に損傷部位を確認出来ず、再びタイヤの取り付けに掛かる。ロゴとチューブバルブの位置を合わせるのを忘れて取り付けたのを再びやり換える手間をかけたが、何とか独りでやり遂せた。エカッタw!これでパンクに遭遇しても自分で何とかできそうである。



しかし、問題は解決したわけではなくて、結局イチロウと相談して、スポーツサイクル・ウエキに持ち込んで見て貰った。やはりタイヤの異常なふくらみが原因で、タイヤを外してもらうと、異常な膨らみの裏生地が幾重にも亀裂が生じていた。おやっさんの計らいで、まだ交換して日が浅く走行距離も然程ではないとのことで無償交換してもらった。めでたしめでたし。



週が更にもうひとつ開けて、昨日月曜日に夕方仕事に一区切りつけた後、タイヤ交換後の試運転をすべく、イチロウと共に一時間程度自転車走行をする。乗り味を暫く確認したところ、振動は全く生じず、滑らかにタイヤが路面を捉えていることを実感。改めてアルミフレームとカーボンフレームの違いを認識する。路面からの振動を抑えてくれて走りやすい。また25㎜幅のタイヤがしっかりと吸い付くように路面を捉えてくれているのが分かる。夕方の海沿いの道は、向かい風が吹いていたが、少々の風であれば苦にならない。ペダルを廻して発生した駆動力をそのまま路面に伝わってグングンと加速を得ることが出来た。



初めてロードバイクを購入しようとした時に、イチロウが「カーボンフレームが良いよ」と助言してくれていたのだが、価格の問題とここまで自転車に乗り続けるとは想像できず、いつかは大きなゴミに終わってしまうのではないかと決めつけていたので、その時には結局入門編としてアルミフレームの自転車を購入してしまった。これならやはり最初からカーボンフレームにしておけば良かったと思う一方で、やはり勉強のための必要な初期投資だったようにも思える。



その夕方走ったコースは、海岸沿いの道を約23㎞、所要時間55分、平均速度26㎞強、最高速度46/hrであった(同伴したイチロウのサイクルアプリによる計測)。途中3か所、距離にしてそれぞれ500m1000m程度のなだらかな上り坂があった。以前に何度も走った坂であるので、どの程度の勾配・カーブになっているかは織り込み済み。なるべくギアを変えずに全速力で駆けあがるように走行、途中で息が切れを生じるが、この挑戦は気力と脚力を鍛えるのに良さそうであった。一緒に走ったイチロウも、「苦しい~」と言いながらも笑っている。



後半は、フラットな道程で何度か全開でペダルを廻してみる。上記したように、接地性が安定しており安心してペダルを踏み込むことが出来て、感覚的にはペダルの踏み込みに対しての反応が良く思うように加速してくれる。“自転車にも人馬一体感が得られるんだ”と感動する。



「フレーム変えて良かった」と自己満足に浸りながら、走行を終えた。



(終わり)

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