「道の駅 赤来高原」~国道375号線「Check point(CP)①道の駅グリーンロード大和」
しばらく国道54号を出雲方面に走り、途中から左折して県道に入り、少し上ると国道375号線にむかって左右にワインディングしながら長い下り坂。いきなり気持ちの良い下り坂。“もったいないw” 長い一列で下る。私なりの作戦あり、車間が詰まったところは危険回避も兼ねて、少しずつパスしていく。後方で、イチロウが笑っているw。スタートから12㎞地点に最初のcheck point(CP)「道の駅 グリーンロード大和」に到着。目論見通り、到着した参加者はまだ少なく、列に並ぶことなくチェックを受ける。支給されたコーラと、地元の夏野菜の入ったゼリーを摂取する。このゼリー誠に美味しかった。ここではあまり休まず/下り坂だったもので疲労感全くなし、トイレを済ませると出発。
「CP①道の駅 グリーンロード大和」~「CP②志津の里 うぐいす茶屋」40㎞地点
しばらく国道375号線を美郷町に向かって概ね平坦な道を走る。イチロウは私の後方を走行し、私のペースに合わせてくれる。美郷町から三瓶山中腹標高500m強までの登り坂となるが、登り坂ではペースが落ちると予測していたため、平坦部は自分の中では早いピッチで走行しなるべく他者を引き離しておこうと思った。美郷町付近の交差点で375号線から右折して登坂路に入る。勾配はきつくないが、とにかく長い直線が多い上り坂を約10㎞程度上る。途中4人程度パスしたのだけれど、4人程度パスされたw。イチロウには登坂が始まる頃から置いて行かれてしまった。流石はイチロウ、前方に見える他の参加者をもパスしていくのが遥か後方から見えた。長い上り坂を黙々とただひたすらにペダルを廻し、どうにかピークまで達すると、左右に高原の畑らしい風景を楽しみながらやがては下り坂に差し掛かる。重力に任せて坂を下りながら、ゆっくりとペダルを廻し脚を休める。うぐいす茶屋に到達すると、イチロウが駐車場の端に座り休息を取っていた。ここでも休息は10分と決めて、支給された飲料水コーラとミネラルウォーター、アンパンを摂取する。陽射しがきつくなり少しずつ暑さを感じ始める。
「CP②志津の里 うぐいす茶屋」~「CP③立久恵峡 わかあゆの里」67㎞地点
なだらかな下り道が続く。イチロウと二人でタンデムを組んで全開でペダルを廻し下って往く。途中で一人私たちに追いつきパスしたヒトがいたので、イチロウが「3人で交代で引っ張り合いながら行くべ」と私を追い越し、続いてその方をパスしたので、私もイチロウに続いたが、その方はついて来られなかった。そのまま私たちのペースは上がったが、イチロウは更にピッチが上がりついには私も引き離されてしまった。しかし下り坂を気持ちよくペダルを廻し降りて来たので、イチロウに引き離されても気落ちすることなくw、CP③立久恵峡 わかあゆの里に到着することが出来た。このCPでは、飲料水コーラ(こればっかw)、ミネラルウォーター、バナナクレープを支給され、美味しく摂取。周囲は渓谷になっており、美しい景色で目に優しかったが、先を急がねばならず、支給されたものを腹に収めてトイレを済ませ出発。
「CP③立久恵峡 わかあゆの里」~「CP④道の駅 さくらの里きすき」93㎞地点
しばらく下り坂が続き、イチロウと二人で下って往く。出雲市街地に近づくにつれて、次第に平坦路となる。両脚に少しずつ疲労をそして腰が少々痛くなり始める。出雲市付近で、3人組の先行者が視界に入り、川べりの道で追いつくが、先方もそこそこのペースで走行しており、そのヒト達に次のCPまで牽引してもらうことにする。雲南市に入り国道54号を飯南町に向かって非常に緩やかな勾配を上り始めた。時刻は正午を過ぎて気温は上昇し30℃越え、そろそろ飽きて来たなと感じる。CP④道の駅 さくらの里きすきに午後1時過ぎに到着したか、飲料水とおにぎり3個支給して貰い、やや長めの休息を取る。大量の発汗、両脚の疲労。コーラを貰ってミネラルウォーター350mlを携帯していたサプリと共に飲み干したら、胃が膨れ勿体ないことにおにぎりがふたつしか食べられなかった。こりゃヤバいね、この先30㎞強続くダラダラ坂を克服できるか不安になったので、施設内にあったコンビニでボトル用に入れる氷と共にウィダインゼリーを購入し更に栄養を腹の中に仕込む。トイレを済ませ、午後1時30分頃にCP④を出発。
「CP④道の駅 さくらの里きすき」~「CP⑤道の駅 掛け合いの里」111㎞地点
ここから多分クルマに乗っているとあまり気が付かいほどの緩やかな勾配をひたすら上がって行った。気温はグングンと上がっている様子でとにかく汗をかく。後方を走るイチロウに「この先は夫々のペースであがろうや。遠慮せずに先に行っていいぞ」と声をかけるが、何故かイチロウ「いや良い。マサキについて行くわ」という。「そうか」と言いつつそのまま走る、目立たないほどの緩やかな勾配なのだが、確実に脚には負担がかかっていて、とにかく自分に合ったケイデンスを維持し失速しないように心がける。雲南市街地を離れると、交通車輛はまばらになって、その面でのストレスは然程感じずに済んだ。ただ、とにかく陽射しがきつく背中が熱い、時々ボトルに入れたミネラルウォーターを後ろ首にかけて冷却を図る。黙々とペダルを漕いでやがて、CP⑤道の駅 掛け合いの里に到達。CP⑤では、ミスト噴霧器があって、背中に当てると誠に気持ち良し。支給されたデザートと飲料水を飲んでぶらぶらしていたら、スタートポイントで見かけたヨーロッパ系外国人さんが到着したところに出くわしたので、私が「おつかれさま」と声かけると、真っ赤になった顔を歪めるようにむにゃむにゃと応じた。“日本の夏はさぞ蒸し暑かろう”と同情す。こちらもそこそこ疲れが出て、ハムストリングに張りを感じていた。イチロウに声かえすると、彼もやや渋い顔をして「どうも膝をやっちまったらしい」と言っている。“そうだよな、結構前半の登坂と下り坂で飛ばしていたもんな”と思ったのだが、その時は“とは言っても大丈夫だろう”と高を括っていた。
つづく
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