2020年8月2日日曜日

梅雨は明けども

730日、例年に比べると約10日ばかり遅れて私が住む地方は漸く梅雨明け宣言が出た。この数年は、梅雨の時期になると日本各所で豪雨被害が伝えられて、その度に胸が痛む思いをしている。以前は梅雨と云えば、ムシムシとした空気としとしと降る雨をイメージしていたのに、この23年は「線状降雨帯」なるものが豪雨をもたらして、この言葉がすっかり定着してしまった。私の住まいの西側には急斜面があって、大雨が降るごとに土砂崩れの恐れがあり警報が出るたびに避難するべきが否かを悩むことになる。

職場の留守番と大雨の夜が重なるたびに、妻に対して「どこかに避難すれば?」と勧めるものの、本人は「私は大丈夫。運が強いから」などと言い拒む。そして、彼女は西側斜面とは反対側にある家屋2階の寝室に所謂垂直避難し一夜を過ごしていた。

 大雨警報と私の帰宅日が重なったある日、早々に夕食を済ませ(アルコールも控えめに)寛いでいると、妻が私に「一応いつでも避難できるように、衣類・洗面道具、スニーカーをひとまとめにしてベッドの横に置いておけ」という。「わかった。いざという時に(寝室前の)ベランダから降りられるように梯子かロープになるものを用意しておくか?」と応じると、妻曰く「そんなものは要らない。いざという時は、屋根から飛び降りたら良いのよ」などと言った。「私はそれで大丈夫だけれど、あんたはどんくさそうね」「一応、現金と通帳とハンコは袋に入れて私が持って出るからね」だと。

 このオナゴの腹積もり垣間見えましたぞw。自分ひとり生き延びることを想定しているらしいw。あくまでも運が良いのは本人のみで、夫の運までは考慮していない様子。まあええけど。

 うーむ、毎度雨季になる度に、大雨に戦々恐々としなくてはいけないことになり、どこかに引越すか、避難用の部屋でも借りた方がよさそうなのだが、私にはそれを決意する根性と資金が懐になし。今後も生涯にわたって梅雨と台風・秋雨時期に思い悩むことになりそうだが、これも我が宿命と受け入れるか。

 それとこの梅雨時期は、新型コロナの感染再拡大と重なった。6月後半から、連日のように日本各所でコロナ陽性確認者数が増加の一途。マスコミを通じて各首長が、「注意喚起」「特別警戒警報」とか発表しているけれど、PCR検査数が増えたから、重傷者の割合が低いから、医療機関の受け入れ状況がまだ逼迫していないから等々の理由付けでもって、我が国政府はロックダウンなどの強力な対策を施そうとしない。

 このように感染確認者が増加の一途だとロックダウンしなくても、例えGo to キャンペーンを実施しようとも、一般国民は危なくて市中に出て消費活動、或は旅行に出かけようという気にならないのだけれど。今の状況だとロックダウンしようが今のままで行こうが経済活動には大いなる支障を来す訳だから、国民の生命・健康を第一優先として再び期間限定で外出自粛要請と各企業に対する休業要請を出した方が良いと思うのだけれど如何なものだろうか?

 

これから本格的な夏がやっと始まるが、夏らしいイベントは出来そうにもなく、オイラは3密を避けて山にチャリ漕ぎに出かけることくらいしか今のところ夏の楽しみを見出せないのであった。


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